四字熟語

 

 

 

 合縁奇縁

 人と人の縁は不思議であること。

 特に男女の縁のことをいう。

 

 

 

 

 

 曖昧模糊

 物事がぼんやりしている様子。

 

 

 

 

 

 青息吐息

 苦しい時につくため息。

 また、そのようなため息をつく状態。

 

 

 

 

 

 悪逆無道

 ひどく悪い行いや様子。

 

 

 

 

 

 悪事千里

 悪いことをすれば

 すぐに世間に知れ渡るということ。

 

 

 

 

 

 悪戦苦闘

 強い相手に苦しみながら戦うこと。

 また困難の中で努力すること。

 

 

 

 

 

 悪木盗泉 あくぼくとうせん

 どんなに困っても、

 人の道に外れるような行いや、

 疑われるような行いはしないということ。

 

 

 

 

 

 悪口雑言 あっこうぞうごん

 口汚く悪口を言うこと。

 

 

 

 

 

 阿鼻叫喚

 非常にむごたらしい苦しみの中で

 泣き叫ぶこと。

 

 

 

 

 

 蛙鳴蝉噪 あめいせんそう

 がやがやとうるさいこと。

 又、内容のない議論や文章の例え。

 

 

 

 

 

 暗雲低迷

 穏やかでない状態が続いている様子。

 

 

 

 

 

 安心立命 あんしんりつめい

 心に乱れがないこと。

 

 

 

 

 

 暗中飛躍

 人に知られないように密かに計画し、

 行動すること。

 

 

 

 

 

 暗中模索

 手がかりのないまま、

 色々とやってみること。

 

 

 

 

 

 唯唯諾諾 いいだくだく

 他人の言いなりになること。

 

 

 

 

 

 遺憾千万 いかんせんばん

 非常に残念なこと。

 

 

 

 

 

 意気消沈

 落ち込むこと。

 しょんぼりしている様子。

 

 

 

 

 

 意気衝天 いきしょうてん

 意気込みが激しく盛んな様子。

 

 

 

 

 

 意気投合

 お互いの気持ちがぴったりと合って

 仲良くなること。

 

 

 

 

 

 意気揚々

 誇らしげな様子。

 

 

 

 

 

 異口同音

 多くの人が同じように言うこと。

 また多くの人の意見が一致すること。

 

 

 

 

 

 異国情緒

 外国風の雰囲気。

 

 

 

 

 

 意識朦朧

 意識がはっきりしないこと。

 

 

 

 

 

 意志堅固 いしけんご

 物事をやり遂げようという気持ちが

 強いこと。

 

 

 

 

 

 意志薄弱

 物事をやり遂げようという気持ちが弱い。

 また決断力に欠けること。

 

 

 

 

 

 意思表示

 自分の意思を相手にはっきり示すこと。

 

 

 

 

 

 医食同源

 薬を飲むことと食事をすることは

 本質的には変わらない。

 健康を保つためには

 食事に気を配ることが大切という意味。

 

 

 

 

 

 以心伝心

 文字や言葉を使わなくても

 お互いの考えていることがわかること。

 

 

 

 

 

 一意専心

 他のことを考えず、

 心を一つのことに集中させること。

 

 

 

 

 

 一衣帯水 

 ひとすじの帯のように長い川。

 またそのような川を隔てて

 隣り合っている土地のこと。

 

 

 

 

 

 一円一帯

 そのあたり全体。

 

 

 

 

 

 一芸一能

 一つの技芸や才能。

 

 

 

 

 

 一言居士 いちげんこじ

 どんなことに対しても

 自分の意見を言わないと気が済まない人。

 

 

 

 

 

 一期一会

 一生にたった一度の出会い、機会。

 

 

 

 

 

 一伍一什 いちごいちじゅう

 始めから終わりまで。

 

 

 

 

 

 一言一句

 一つ一つの言葉まで全て。

 

 

 

 

 

 一字一句

 一つの文字、一つの語句。わずかな字句。

 

 

 

 

 

 一日千秋 いちじつせんしゅう

 待ち焦がれる気持ちのとても強いこと。

 

 

 

 

 

 一汁一菜

 汁一品とおかず一品だけの食事。

 質素な食事。

 

 

 

 

 

 一族郎党

 一族とその関係者全員。

 

 

 

 

 

 一大決心

 非常に重大な決意。

 

 

 

 

 

 一諾千金 いちだくせんきん

 一度約束したことは

 必ず守らなければならないということ。

 

 

 

 

 

 一念発起

 あることを成し遂げようと、

 強く決心すること。

 

 

 

 

 

 一罰百戒 いちばつひゃっかい

 罪を犯したひとりを罰することで、

 多くの人々の戒めとすること。

 

 

 

 

 

 一病息災 いちびょうそくさい

 持病のある人は

 自分の健康によく気を配るので、

 健康な人よりも長生きするということ。

 

 

 

 

 

 一部始終

 始めから終わりまで。

 

 

 

 

 

 一望千里

 広々としていて、見晴らしのいいこと。

 

 

 

 

 

 一枚看板

 その集団の中心となる人物。

 

 

 

 

 

 一網打尽

 相手の集団を一度に全部とらえること。

 

 

 

 

 

 一目瞭然

 一目見ただけではっきりとわかること。

 

 

 

 

 

 一問一答

 一つの質問に一つの答えをすること。

 また質問と答えを交互におこなうこと。

 

 

 

 

 

 一利一害

 利益もあれば害もあること。

 

 

 

 

 

 一蓮托生

 結果がどうなろうと

 行動や運命を相手と共にすること。

 

 

 

 

 

 一六勝負

 運にまかせた勝負をすること。

 

 

 

 

 

 一路平安

 旅人を見送るときに投げかける言葉。

 「道中が無事でありますように」の意味。

 

 

 

 

 

 一獲千金

 大金を一度に簡単に儲けてしまうこと。

 

 

 

 

 

 一家団欒

 家族全員が一箇所に集まって

 仲良く楽しむこと。

 

 

 

 

 

 一喜一憂

 状況が変わるたびに

 喜んだり心配したりすること。

 

 

 

 

 

 一気呵成 いっきかせい

 一気に文章を書き上げること。

 また急いで仕事を終わらせること。

 

 

 

 

 

 一騎当千

 一人で多くの敵に対抗するほど強いこと。

 

 

 

 

 

 一球入魂

 一球一球を全力で投げること。

 

 

 

 

 

 一挙一動

 一つ一つの動作。また細かい動き。

 

 

 

 

 

 一挙両得

 一つのことをして、

 二つの利益を同時に得ること。

 

 

 

 

 

 一件落着

 ある事件や物事が解決したり

 結末を迎えたりすること。

 

 

 

 

 

 一国一城

 独立した土地や組織をもっている例え。

 

 

 

 

 

 一刻千金

 ほんのわずかな時間が、

 千金にも相当するということ。

 

 

 

 

 

 一切合切

 何もかも全部。

 「一切合財」とも書く。

 

 

 

 

 

 一子相伝

 学問や技芸などの大切な極意を

 一人の子供にだけ伝えること。

 

 

 

 

 

 一宿一飯

 一晩泊めてもらい、

 食事を与えられること。

 

 

 

 

 

 一触即発

 ちょっとしたことで、

 大事件に発展しそうな危険な状態。

 

 

 

 

 

 一所懸命

 命をかけて、物事に対処すること。

 最近では一生懸命の方が使われる。

 

 

 

 

 

 一進一退

 進んだり退いたりすること。

 良くなったり悪くなったりすること。

 

 

 

 

 

 一心同体

 心や体がまるでひとつであるかのように、

 別々な者同士が強く結びつき

 行動をともにすること。

 

 

 

 

 

 一心不乱

 一つのことに集中し、

 他のことに気をとられないこと。

 

 

 

 

 

 一世一代 いっせ いちだい

 一生の中のただ一度。

 また役者や芸人などが

 引退前に立派な芸を演ずること。

 

 

 

 

 

 一石二鳥

 一つのことをして、

 二つの利益を同時に得ること。

 

 

 

 

 

 一致団結

 心を一つにし、

 複数の人たちがまとまること。

 

 

 

 

 

 一朝一タ

 非常に短い期間。

 

 

 

 

 

 一長一短

 長所もあれば短所もあること。

 

 

 

 

 

 一刀両断

 一太刀で、物を真っ二つにすること。

 転じて、ためらうことなく決断して、

 物事を処理すること。

 

 

 

 

 

 一得一失 いっとくいっしつ

 利益もあれば、

 一方で損失もあるということ。

 

 

 

 

 

 一方通行

 ある道路で車両などの通行が、

 一方向へしか許されていないこと。

 転じて、情報の伝達が一方向からし

 行われておらず、

 互いの意思の疎通が図れていない状態。

 

 

 

 

 

 一本調子

 音楽や文章の調子、

 口調などが単純で変化にとぼしいこと。

 

 

 

 

 

 威風堂々

 威厳があって立派な様子。

 

 

 

 

 

 意味深長

 奥深い意味のあること。

 表面上とは別の意味が隠されていること。

 

 

 

 

 

 因果応報

 良い行為には良い結果が、

 悪い行為には悪い結果が跳ね返ってくる。

 

 

 

 

 

 慇懃無礼 いんぎんぶれい

 表面的には礼儀正しくふるまいながら、

 本当は相手を見下していること。

 また丁寧すぎてかえって無礼な様子。

 

 

 

 

 

 隠忍自重 いんにんじちょう

 怒りや苦しみにもじっと耐え、

 軽々しい行動をしないこと。

 

 

 

 

 

 有為転変 ういてんぺん

 世の中は

 常に移り変わっていくものだということ。

 

 

 

 

 

 右往左往

 慌てふためき混乱している様子。

 

 

 

 

 

 有象無象 うぞうむぞう

 数は沢山いるが役に立たない者たち。

 

 

 

 

 

 海千山千

 多くの人生経験を積みずる賢いこと。

 また、そのような人。

 

 

 

 

 

 有耶無耶

 はっきりしないままであること。

 

 

 

 

 

 紆余曲折

 色々な事情が重なり、

 状況が変化すること。

 

 

 

 

 

 雲中白鶴 うんちゅうはっかく

 立派な人柄で清らかな人の例え。

 

 

 

 

 

 運否天賦 うんぷてんぷ

 運にまかせること。

 

 

 

 

 

 栄枯盛衰

 栄えたり衰えたりすること。

 

 

 

 

 

 益者三友 えきしゃさんゆう

 友達として益となる人物のこと。

 正直な人、誠実な人、物知りな人のこと。

 

 

 

 

 

 得手勝手 えてかって

 わがままなこと。

 

 

 

 

 

 円転滑脱 えんてんかつだっ

 言動がなめらかなこと。

 また、物事がすらすらと進むこと。

 

 

 

 

 

 遠慮会釈

 他人に対して控えめで、

 思いやりの気持ちを持つこと。

 

 

 

 

 

 応急措置

 急場をしのぐためにおこなう、

 とりあえずの手当。

 

 

 

 

 

 横行闊歩 おうこうかっぽ

 自由気ままに威張って歩くこと。

 またそのように振る舞うこと。

 

 

 

 

 

 大盤振舞

 気前よく人をもてなすこと。

 

 

 

 

 

 岡目八目/傍目八目

 当事者同士よりも、

 第三者の方がそのことに対して

 正しい判断ができるということ。

 

 

 

 

 

 汚名返上

 以前の失敗によって被った不名誉な評判を

 自分の力で打ち消すこと。

 

 

 

 

 

 温厚篤実 おんこうとくじつ

 性格が穏やかで誠実なこと。

 

 

 

 

 

 温故知新

 昔のことを研究し、

 そこから新しい知識を身につけること。

 

 

 

 

 

 外柔内剛 がいじゅうないごう

 外見はおだやかでも、

 内面には強い意志があること。

 

 

 

 

 

 下意上達

 立場の下の者たちの考えが、

 上の人たちに伝わること。

 

 

 

 

 

 快刀乱麻

 こじれた問題を鮮やかに解決すること。

 

 

 

 

 

 臥薪嘗胆 がしんしょうたん

 目的を成し遂げるため、

 長期間苦労に耐えること。

 

 

 

 

 

 花鳥風月

 自然の美しい景色。

 またそのような風景を見ながら、

 詩や絵画などを楽しむこと。

 

 

 

 

 

 我田引水

 自分の都合のいいように説明したり

 行動したりすること。

 

 

 

 

 

 過当競争

 限度を超えておこなわれる激しい競争。

 

 

 

 

 

 我武者羅 がむしゃら

 ある目的に向かって

 物事を強引に押し進めること。

 

 

 

 

 

 画竜点睛 がりょうてんせい

 最大の大切な仕上げ。

 また、少し手を加えるだけで

 全体が引き立つこと。

 

 

 

 

 

 夏炉冬扇 かろとうせん

 時期外れで役に立たないこと。

 

 

 

 

 

 感慨無量

 深く心に感じ、

 しみじみとした気持ちになること。

 

 

 

 

 

 侃侃諤諤 かんかんがくがく

 遠慮することなく盛んに議論する様子。

 また正しいと思うことを、

 堂々と主張する様子。

 

 

 

 

 

 緩急自在

 遅くしたり速くしたり、

 またゆるくしたり厳しくしたりを

 自由に操ること。

 

 

 

 

 

 感情移入

 自分の感情を

 物語の登場人物や他人に同化させること。

 

 

 

 

 

 勧善懲悪 かんぜんちょうあく

 善人や良い行いを奨励し、

 悪人や悪い行いを懲らしめること。

 

 

 

 

 

 艱難辛苦 かんなんしんく

 困難にあい苦しみ悩むこと。

 

 

 

 

 

 閑話休題 かんわきゅうだい

 それはさておき。

 

 

 

 

 

 機会均等

 全ての人や国などに

 平等の権利や待遇を与えること。

 

 

 

 

 

 奇怪千万

 非常に不思議なこと。

 また非常に怪しいこと。

 

 

 

 

 

 危機一髪

 髪の毛一本ほどのわずかな差で、

 危険が迫っている状態。

 

 

 

 

 

 奇奇怪怪

 常識では考えられないほど、

 非常に怪しく不思議な様子。

 

 

 

 

 

 危急存亡

 危険が目の前まで迫って、

 生きるか死ぬかという瀬戸際にあること。

 

 

 

 

 

 起死回生

 絶望的な状態を立て直すこと。

 

 

 

 

 

 喜色満面

 喜びの気持ちが顔全体に満ち溢れること。

 

 

 

 

 

 疑心暗鬼

 疑いの心が強くなると、

 何でもないことまで疑わしく思えること。

 

 

 

 

 

 奇想天外

 普通では思いもつかないほど、

 奇抜であること。

 

 

 

 

 

 鬼面仏心 きめんぶっしん

 見た目は鬼のように恐ろしいが、

 心は穏やかで優しいこと。

 

 

 

 

 

 九死一生 きゅうしいっしょう

 ほとんど助からないような状態で

 かろうじて命が助かること。

 

 

 

 

 

 旧態依然

 もとのままで、

 少しも発展や進歩がないようす。

 

 

 

 

 

 急転直下

 状況が急に変わり、

 すみやかに解決に向かうこと。

 

 

 

 

 

 狂喜乱舞

 度を超えて大喜びすること。

 

 

 

 

 

 行住坐臥 ぎょうじゅうざが

 日常の動作。また、常日頃。

 

 

 

 

 

 共存共栄

 二つ以上のものが敵対せずに、

 共に生き栄えること。

 

 

 

 

 

 驚天動地

 世間をひどく驚かせること。

 

 

 

 

 

 強迫観念

 考えないようにしようとしても、

 頭にこびりついて離れない考え。

 

 

 

 

 

 虚虚実実 きょきょじつじつ

 互いに様々な計略や秘術を出し尽くして

 戦うこと。

 

 

 

 

 

 曲学阿世

 真理にそむき、

 世間や権力者たちに気に入られるような

 言動をとること。

 

 

 

 

 

 玉石混交

 価値のあるものとないものが

 入り混じっていること。

 

 

 

 

 

 局面打開

 行き詰まった状態を切り開き、

 解決への道筋をつけること。

  

 

 

 

 

 虚心坦懐

 なんのわだかまりももたず、

 素直な気持ちであること。

 また、そのような状態で事にあたること。

 

 

 

 

 

 挙動不審

 立ち振る舞いがなんだか疑わしい事。

 

 

 

 

 

 義理人情

 義理と人情。

 義理とは社会生活を送っていくうえで

 やらなければならない行動のこと。

 人情とは他人への思いやり。

 

 

 

 

 

 議論百出

 沢山の意見が次から次へと出てきて、

 議論が活発に行われること。

 

 

 

 

 

 空前絶後

 非常に珍しい事。

 

 

 

 

 

 空中楼閣

 現実味のない議論や文章。

 

 

 

 

 

 空理空論

 現実からあまりにもかけ離れている、

 意味のない考えや理論。

 

 

 

 

 

 愚問愚答

 意味のない、またくだらない質問と答え。

 

 

 

 

 

 君子豹変

 立派な人物は自分の過ちに気づくと、

 はっきりとそれを改めるということ。

 また意見や態度を急に変えること。

 

 

 

 

 

 群集心理

 沢山の人が集まった時に生まれる。

 特殊な心理状態。

 

 

 

 

 

 群雄割拠

 多くの英雄や実力者たちが、

 それぞれの地で力をつけ対立し競う事。

 

 

 

 

 

 軽挙妄動 けいきょもうどう

 あまりよく考えずに

 軽はずみな行動をすること。

 

 

 

 

 

 軽眺浮薄 けいちょうふはく

 軽はずみで浮ついている様子。

 

 

 

 

 

 敬天愛人 けいてんあいじん

 天を敬い人を愛すること。

 

 

 

 

 

 軽薄短小 けいはくたんしょう

 軽く、薄く、短く、小さいこと。

 

 

 

 

 

 軽妙洒脱

 軽やかで洗練されていること。

 

 

 

 

 

 欠席裁判

 当人のいない席上で、

 その人に関することを決めてしまうこと。

 

 

 

 

 

 喧喧幫幫 けんけんごうごう

 沢山の人がうるさく騒ぎ立てる様子。

 

 

 

 

 

 言行一致

 言動が一致している事。

 

 

 

 

 

 乾坤一擲

 思い切って大きな勝負をすること。

 

 

 

 

 

 捲土重来 けんどちょうらい

 一度失敗した者が、勢いを盛り返す事。

 

 

 

 

 

 堅忍不抜 けんにんふばつ

 どんな苦しみや誘惑にも耐え、

 我慢すること。

 

 

 

 

 

 権謀術数 けんぼうじゅっすう

 巧みに人をあざむくための計略。

 

 

 

 

 

 行雲流水

 空を行く雲、流れる水のように、

 自然にまかせて行動すること。

 

 

 

 

 

 豪華絢爛

 輝くばかりに美しく贅沢で華やかなこと。

 

 

 

 

 

 傲岸不遜 ごうがんふそん

 おごり高ぶって、

 相手を見下した態度をとるようす。

 

 

 

 

 

 厚顔無恥

 あつかましく恥知らずな様子。

 

 

 

 

 

 綱紀粛正

 国や自治体の規律を整える事。

 また、政治家や役人の態度を正す事。

 

 

 

 

 

 剛毅木訥 ごうきぼくとつ

 心が強く素朴でかざりけのないこと。

 

 

 

 

 

 恒久不変

 永遠に変わらない事。

 

 

 

 

 

 高潔無比

 他に比べる人がいないほど、

 けがれなく立派な人柄であること。

 

 

 

 

 

 巧言令色 こうげんれいしょく

 口先だけのうまい言葉を並べ、

 愛想よく顔色をつくること。

 

 

 

 

 

 公私混同

 おおやけに関する事と、

 個人に関する事を区別しないこと。

 

 

 

 

 

 公序良俗

 公共の秩序と善良な風俗。

 日常の風習、しきたり。

 

 

 

 

 

 巧遅拙速 こうちせっそく

 いくら出来栄えがよくても、

 時間がかかり過ぎては

 意味がないということ。

 

 

 

 

 

 行動半径

 行動する範囲。

 

 

 

 

 

 荒唐無稽

 言動に根拠がまったくなく、

 非現実的であること。

 

 

 

 

 

 公平無私

 公平で、

 自分の個人的な感情をまじえないこと。

 

 

 

 

 

 豪放磊落 ごうほうらいらく

 気持ちが大きく、

 小さなことにこだわらないこと。

 

 

 

 

 

 公明正大

 公平で隠し事もなく、

 正しく堂々としていること。

 

 

 

 

 

 高論卓説

 優れた意見。

 

 

 

 

 

 呉越同舟

 仲の悪いもの同士が、

 同じ場所にいたり

 一緒に行動したりすること。

 

 

 

 

 

 国士無双

 天下に並ぶものがいないほどの、

 優れた人物。

 

 

 

 

 

 極楽蜻蛉

 のんきな人をあざけっていう語。

 

 

 

 

 

 孤軍奮闘

 孤立する中で、懸命に戦うこと。

 また、たった一人で頑張ること。

 

 

 

 

 

 五穀豊穣

 全ての穀物が豊かに実ること。

 

 

 

 

 

 虎視眈眈

 じっと機会を狙って様子を伺うこと。

 

 

 

 

 

 後生大事

 とても大切にすること。

 

 

 

 

 

 古色蒼然

 いかにも古めかしい様子。

 

 

 

 

 

 五臓六腑

 からだ全体。内臓の総称。

 

 

 

 

 

 誇大妄想

 自分の能力、地位、容姿などを

 実際より高く評価し、

 それが事実であると思い込むこと。

 

 

 

 

 

 滑稽洒脱 こっけいしゃだつ

 会話の中に面白さやおかしさがあるが、

 それが下品にならず、

 実に洗練されていること。

 

 

 

 

 

 固定観念

 強く心に思い込むあまり、

 その人の行動や思考を

 制限してしまうような考え。

 

 

 

 

 

 小春日和

 冬の初めの春らしい穏やかな天気。

 

 

 

 

 

 孤立無援

 たった一人で、誰も助けてくれないこと。

 

 

 

 

 

 五里霧

 方角がわからなくなること。

 また、物事の先行きが不透明で、

 どうすればよいか迷うこと。

 

 

 

 

 

 言語道断

 言葉では言い表せないほど酷いこと。

 

 

 

 

 

 懇切丁寧

 極めて丁寧なこと。

 

 

 

 

 

 渾然一体 こんぜんいったい

 全てがまじりあって、

 一つのものになること。

 

 

 

 

 

 蒟蒻問答 こんにゃくもんどう

 とんちんかんな会話ややり取り。

 

 

 

 

 

 最後通牒

 相手に対して

 一方的に突きつける最後の要求。

 

 

 

 

 

 在在所所 ざいざいしょしょ

 あちらこちら。

 

 

 

 

 

 再三再四

 何度も何度も。

 

 

 

 

 

 才色兼備

 女性が優れた才知と美しい容姿を

 兼ね備えていること。

 

 

 

 

 

 三寒四温

 寒い日が3日ほど続いた後、

 暖かい日が4日ほど続くこと。

 

 

 

 

 

 残酷非道

 極めて惨たらしく、

 人の道にそむいていること。

 

 

 

 

 

 三三五五

 あっちに3人こっちに5人というふうに、

 人が少人数のまとまりになって

 歩いていくこと。

 また、家やものなどが

 あちこちに散らばっている様子。

 

 

 

 

 

 山紫水明

 山は日の光で紫色に見え、

 川はきれいにすんでいること。

 

 

 

 

 

 三人三様

 性格や考え方などは

 人それぞれ違うということ。

 

 

 

 

 

 三年味噌

 けちなこと。勘定高いこと。

 

 

 

 

 

 三拝九拝

 何度も頭を下げること。

 

 

 

 

 

 賛否両論

 賛成と反対の両方の意見。

 

 

 

 

 

 四角四面

 非常に真面目で、堅苦しいこと。

 また、そのような人。

 

 

 

 

 

 自画自賛

 自分で、自分のことや自分のやったことを

 ほめること。

 

 

 

 

 

 時期尚早

 それを実行するには、まだ早すぎること。

 

 

 

 

 

 自給自足

 必要な物を、自分の力で生産すること。

 

 

 

 

 

 四苦八苦

 非常に苦しむこと。

 

 

 

 

 

 試行錯誤

 色々と試み、失敗を重ねながら、

 解決策を探っていくこと。

 

 

 

 

 

 自業自得

 自分のしたことの報いを自ら受けること。

 

 

 

 

 

 自己犠牲

 自分を犠牲にして、

 他人や社会のために尽くすこと。

 

 

 

 

 

 自己嫌悪

 自分自身のことが嫌になってしまうこと。

 

 

 

 

 

 自己陶酔

 自分の才能や行動などに対して、

 自分自身でうっとりしてしまうこと。

 

 

 

 

 

 自己満足

 自分自身や自分の行ったことに対して、

 自分で勝手に満足してしまうこと。

 

 

 

 

 

 自己矛盾

 自分自身の考えや行動の中に、

 自分の否定するものが含まれていること。

 

 

 

 

 

 自作自演

 自分で計画したことを、

 全て一人で実行すること。

 

 

 

 

 

 事実無根

 事実に基づいておらず、根拠がないこと。

 

 

 

 

 

 獅子奮迅

 獅子が暴れ回っているような激しい勢い。

 またそのように、激しく行動すること。

 

 

 

 

 

 自縄自縛

 自分の心がまえや言動などにしばられ、

 自由にふるまえなくなり、苦しむこと。

 

 

 

 

 

 至上命令

 必ず従わなければならない命令。

 

 

 

 

 

 自然淘汰

 時の経過とともに優れたものが生き残り、

 劣っているものが滅んでいくこと。

 

 

 

 

 

 時代錯誤

 考え方や言動が、時代遅れなこと。

 

 

 

 

 

 事大主義

 強い者に従い自分を守ろうとする考え方。

 

 

 

 

 

 舌先三寸

 心のこもっていない、口先だけの言葉。

 

 

 

 

 

 七転八起 しちてんはっき

 何度失敗をしても、

 その度にめげずに立ち上がること。

 

 

 

 

 

 七転八倒 しちてんばっとう

 苦しくて、転げ回ること。

 

 

 

 

 

 七難八苦

 様々な苦しみや災難。

 

 

 

 

 

 質実剛健

 自分を良く見せようと飾るところがなく

 真面目で強くたくましいこと。

 

 

 

 

 

 叱咤激励

 大声で、しかるように強く励ますこと。

 

 

 

 

 

 十中八九

 ほとんど。

 十のうちの八か九まで。

 

 

 

 

 

 疾風迅雷

 事態が急速に変化することや、

 行動が非常にすばやいことの例え。

 

 

 

 

 

 疾風怒濤

 時代がはげしく変化することの例え。

 

 

 

 

 

 四分五裂 しぶんごれつ

 ばらばらになること。

 

 

 

 

 

 自暴自棄

 思い通りにいかないことから、

 「もう、どうにでもなれ」

 という気持ちになり、

 投げやりな行動に出てしまうこと。

 

 

 

 

 

 揣摩臆測 しまおくそく

 根拠もないのに、

 自分だけで勝手に推測すること。

 

 

 

 

 

 四面楚歌

 まわり全てが敵や反対者ばかりで

 味方がいないこと。

 

 

 

 

 

 杓子定規

 ある一定の基準ややり方で、

 全てを処理すること。

 

 

 

 

 

 社交辞令

 心からそう思っているのではなく、

 付き合いをうまく進めるために用いる、

 決まり切ったあいさつや褒め言葉。

 

 

 

 

 

 洒洒落落 しゃしゃらくらく

 さっぱりしていて、

 小さなことにこだわらないこと。

 

 

 

 

 

 遮二無二 しゃにむに

 他のことに目を向けず、

 一つのことに対して強引に取り組む様子。

 

 

 

 

 

 縦横無尽

 思いのままに振舞うこと。

 

 

 

 

 

 自由闊達

 心が広く、のびのびとしていること。

 

 

 

 

 

 終始一貫

 考え方、方法、態度などが

 最初から最後まで変わらないこと。

 

 

 

 

 

 周章狼狽 しゅうしょうろうばい

 あわてふためき騒ぐこと。

 

 

 

 

 

 衆人環視

 たくさんの人々が

 周りを取り囲むようにして見ていること。

 

 

 

 

 

 十人十色

 考え方、性格、好みなどが

 人によってそれぞれ違うということ。

 

 

 

 

 

 十年一日 じゅうねんいちじっ

 長い年月の間、何も変わらないこと。

 

 

 

 

 

 十年一昔

 世の中の移り変わりが激しいことの例え。

 

 

 

 

 

 熟慮断行

 じっくりと考えた上で、

 思い切って行動にうつすこと。

 

 

 

 

 

 取捨選択

 必要のないもの、悪いものを捨て、

 必要なもの、よいものを選び取ること。

 

 

 

 

 

 種種雑多

 色々なものが入り混じっている様子。

 

 

 

 

 

 出処進退

 身の振り方。

 

 

 

 

 

 首尾一貫

 始めから終わりまで、

 態度や方針が変わらないこと。

 

 

 

 

 

 順風満帆 じゅんぷうまんぱん

 物事が極めて順調に進んでいくこと。

 

 

 

 

 

 上意下達 じょういかたつ

 立場の上の者たちの命令や意思を、

 下の者たちに伝えること。

 

 

 

 

 

 笑止千万

 非常にばかばかしいこと。

 

 

 

 

 

 盛者必衰 じょうしゃひっすい

 どんなに勢い盛んなものも、

 必ず衰えるということ。

 

 

 

 

 

 生生流転 しょうじょうるてん

 いっさいのものは永遠に生死を繰り返し、

 常に変化し続けるということ。

 

 

 

 

 

 小人閑居 しょうじんかんきょ

 つまらない人間は、暇ができてしまうと、

 良くないことをするということ。

 

 

 

 

 

 正真正銘

 本物であること。

 

 

 

 

 

 常套手段

 いつも使われる、決まり切ったやり方。

 

 

 

 

 

 諸行無常

 この世の全てのものは常に変化し、

 変わらないものはないということ。

 

 

 

 

 

 初志貫徹

 最初に思い立ったときの気持ちや希望を

 最後まで貫き通すこと。

 

 

 

 

 

 蜀犬吠日 しょくけんはいじつ

 見識のせまい人が、

 優れた人物を非難することの例え。

 

 

 

 

 

 白河夜船 しらかわよふね

 ぐっすり眠り何事にも気づかない様子。

 また、実際には見ていないものを

 さも見てきたように話すこと。

 

 

 

 

 

 自力更生

 他人の力に頼らず、

 自分の力で生活を改めること。

 

 

 

 

 

 私利私欲

 自分一人の利益とそれを求める心。

 

 

 

 

 

 支離滅裂

 言動や文章がばらばらで、

 まとまりがないこと。

 

 

 

 

 

 思慮分別

 よく考えて物事を判断すること。

 

 

 

 

 

 紳士協定

 公式な手続きをふまず、

 相手のことを信頼して結ぶ約束事。

 

 

 

 

 

 人事不省じんじふせい

 意識を失うこと。

 

 

 

 

 

 神出鬼没

 いきなり現れては消え、

 その居所がつかめないこと。

 

 

 

 

 

 信賞必罰 しんしょうひつばつ

 手柄のあった者は必ずほめたたえ、

 罪をおかした者は必ず罰するということ。

 

 

 

 

 

 針小棒大

 物事を大げさに言うこと。

 

 

 

 

 

 深層心理

 人の心の奥深くに隠されている部分。

 

 

 

 

 

 進退両難

 前に進むことも後ろへ退くこともできない

 困難な状態。

 

 

 

 

 

 人畜無害

 どんなものに対しても、

 害にはならないこと。

 

 

 

 

 

 慎重居士 しんちょうこじ

 何事においても、軽々しく行動しない人。

 

 

 

 

 

 深謀遠慮

 先々のことまでよく考え、

 計画を立てること。

 

 

 

 

 

 人面獣心

 冷酷な人をののしって言う語。

 

 

 

 

 

 森羅万象

 宇宙に存在する、

 あらゆる全てのものや現象。

 

 

 

 

 

 酔生夢死すいせいむし

 ぼんやりと過ごし一生をおえること。

 

 

 

 

 

 頭脳明晰

 頭の働きが極めて優れていること。

 

 

 

 

 

 晴耕雨読

 世間のことにわずらわされず、

 自分の思うままに生活を送ること。

 

 

 

 

 

 生殺与奪 せいさつよだつ

 生かすも殺すも、与えることも奪うことも

 自分の思うままになること。

 絶対的な権力を握っていることをいう。

 思いのままにすること。

 

 

 

 

 

 聖人君子

 知識があり

 人々からも慕われている理想的な人物。

 

 

 

 

 

 誠心誠意

 真心をもって接すること。

 

 

 

 

 

 青天白日

 晴れ渡った天気。

 転じて、心に後ろめたいことのないこと。

 無実であることが明らかになること。

 

 

 

 

 

 清廉潔白

 心が清らかで私欲がないこと。

 また、そのような様子。

 

 

 

 

 

 責任転嫁

 自分が負うべき責任や義務を、

 他人になすりつけること。

 

 

 

 

 

 是是非非

 良いことは良い、

 悪いことは悪いと認めること。

 

 

 

 

 

 切磋琢磨

 友人同士で励まし競って、

 互いに向上をはかること。

 また、学問や人徳を向上させるため、

 努力すること。

 

 

 

 

 

 浅学非才せんがくひさい

 学問や知識が浅く才能がないこと。

 

 

 

 

 

 千客万来

 たくさんの客が、

 ひっきりなしにやってくること。

 

 

 

 

 

 千言万語 せんげんばんご

 非常にたくさんの言葉。

 また、くどくどと長ったらしい言葉。

 

 

 

 

 

 前後不覚

 物事の前後がわからなくなるくらい、

 正常な意識を失うこと。

 

 

 

 

 

 千載一遇 せんざいいちぐう

 千年に一度くらいしかないような、

 珍しい機会。

 

 

 

 

 

 千差万別

 それぞれ様々の違いがあること。

 

 

 

 

 

 千思万考 せんしばんこう

 正しい判断をくだすために、

 よく考えたり、色々と悩んだりすること。

 

 

 

 

 

 千紫万紅 せんしばんこう

 様々な花の色。

 

 

 

 

 

 前人未到

 今まで誰も成し遂げていないこと。

 また、今まで誰も

 その地に足を踏み入れていないこと。

 

 

 

 

 

 戦戦恐恐

 恐れてびくびくしている様子。

 

 

 

 

 

 前代未聞

 いまだかつて聞いたことがないような

 珍しいこと。

 

 

 

 

 

 全知全能

 あらゆることを知り、

 あらゆることを行う能力。

 

 

 

 

 

 前途多難

 これから先に、

 多くの災難や困難が待っていると

 予想されること。

 

 

 

 

 

 前途有望

 将来の成功の可能性が極めて高いこと。

 

 

 

 

 

 前途洋洋

 将来の可能性が大きく広がっている様子。

 

 

 

 

 

 善男善女

 仏道の教えに帰依した人々。

 信仰心のあつい人々のこと。

 

 

 

 

 

 千変万化

 様々に変化すること。

 

 

 

 

 

 千両役者

 威厳があり優れた芸をもった役者。

 転じて優れた技能で人々を魅了する人物。

 

 

 

 

 

 相互扶助

 互いに助け合うこと。

 

 

 

 

 

 漱石枕流 そうせきちんりゅう

 負け惜しみの強いことの例え。

 

 

 

 

 

 尊王攘夷

 王室を尊び、

 外国から攻めてくる敵を追い払うこと。

 

 

 

 

 

 大願成就

 大きな願いがかなえられること。

 

 

 

 

 

 大器晩成

 大きな器が完成までに時間がかかるように

 偉大な人物は若い時には目立たず

 大成するには時間がかかるということ。

 

 

 

 

 

 大義名分

 ある行動を起こすための正当な理由。

 

 

 

 

 

 大言壮語

 実力もないのに、

 威勢のいいことを言うこと。

 また、そのような言葉。

 

 

 

 

 

 大根役者

 演技のへたな役者。

 

 

 

 

 

 大山鳴動

 前触れのさわぎだけやたら大きくて、

 結果は極めて小さいことの例え。

 

 

 

 

 

 泰然自若 たいぜんじじゃく

 落ち着いていて何事にも動じない様子。

 

 

 

 

 

 大胆不敵 

 度胸がすわっていて、

 どんなことにも恐れないこと。

 

 

 

 

 

 大同小異

 小さな違いはあっても

 大体は同じであること。

 

 

 

 

 

 台風一過

 台風が通り過ぎること。

 また、その後の晴天のこと。

 

 

 

 

 多士済済 たしせいせい

 優れた人が沢山集まっていること。

 

 

 

 

 

 多事多難 たじたなん

 沢山の事件や困難があること。

 

 

 

 

 

 多種多様

 種類が様々であること。

 

 

 

 

 

 他人行儀

 親しい間がらなのに、

 他人のようによそよそしく振舞うこと。

 

 

 

 

 

 他力本願

 人任せにすること。

 

 

 

 

 

 単純明快

 簡単で極めてわかりやすい様子。

 

 

 

 

 

 単刀直入

 遠回しな言い方をせず、

 いきなり問題点に触れること。

 

 

 

 

 

 魑魅魍魎 ちみもうりょう

 様々な化け物。

 転じて、悪いことをたくらむ人物の例え。

 

 

 

 

 

 朝三暮四 ちょうさんぼし

 表面的な違いに気を取られて、

 結果が同じであることに気づかないこと。

 また、言葉巧みに人を騙すこと。

 

 

 

 

 

 丁丁発止

 激しい音をたて刀などで斬り合う様子。

 転じて、互いに激しく言い合う様子。

 

 

 

 

 跳梁跋扈 ちょうりょうばっこ

 悪人が勢力をふるい、

 好き勝手に振舞うこと。

 

 

 

 

 

 朝令暮改

 方針、命令、法律などが、

 頻繁に変わって定まらないこと。

 

 

 

 

 

 猪突猛進

 周囲の状況を考えず、

 猛烈な勢いでつき進むこと。

 

 

 

 

 

 沈思黙考 ちんしもっこ

 沈黙して深く考えること。

 

 

 

 

 

 沈着冷静

 感情に左右されることなく、

 落ち着いていること。

 

 

 

 

 

 適材適所

 その人の能力や適性を正しく評価し、

 地位や仕事を与えること。

 

 

 

 

 

 徹頭徹尾

 最初から最後まで。

 

 

 

 

 

 手前勝手

 自分の思うままに、

 行動したり考えたりすること。

 

 

 

 

 

 手前味噌

 自分で自分のことをほめること。

 

 

 

 

 

 手練手管 てれんてくだ

 人を騙し思いのままに操る方法。

 

 

 

 

 

 天衣無縫

 詩や文章にわざとらしさがなく自然で、

 極めて素晴らしいこと。

 

 

 

 

 

 天下御免

 周りに気兼ねず堂々と振舞えること。

 

 

 

 

 

 天下泰平

 世の中がよく治まって平和であること。

 また、何の心配もなく平和な様子。

 

 

 

 

 

 天真爛漫

 気取った様子がなく心に汚れがないこと。

 

 

 

 

 

 天地無用

 荷物の上下を逆さまにすると

 破損する恐れがあるから

 してはならないと警告することば。

 

 

 

 

 

 天網恢恢 てんもうかいかい

 天は悪人を決して逃さず、

 罰を与えるということ。

 

 

 

 

 

 当意即妙 とういそくみょう

 その場の状況にあわせ、

 素早く対応すること。

 

 

 

 

 

 得意満面

 得意げな気持ちが、

 顔じゅうにあらわれていること。

 

 

 

 

 

 独立独歩

 他人の助けを借りず、

 自分の思うままに行動すること。

 

 

 

 

 

 徒手空拳 としゅくうけん

 資金や地位などはなく、

 頼れるものは自分の力だけということ。

 

 

 

 

 

 内柔外剛

 内面は弱いのに、

 外見は強そうに見えること。

 

 

 

 

 

 南船北馬

 絶えず忙しく旅すること。

 

 

 

 

 

 二束三文

 数が多くても値段が非常に安いこと。

 

 

 

 

 

 日常茶飯

 ありふれたこと。

 

 

 

 

 

 刃傷沙汰 にんじょうざた

 刃物で人を傷つけること。

 

 

 

 

 

 盗人根性 ぬすびとこんじょう

 盗みを働く者のような、

 ずるくて正しくない性質。

 

 

 

 

 

 喉元思案 のどもとじあん

 浅はかな考え。

 

 

 

 

 

 馬鹿正直

 正直すぎて融通がきかないこと。

 また、そのような人。

 

 

 

 

 

 破顔一笑 はがんいっしょう

 顔をほころばせにっこりと笑うこと。

 

 

 

 

 

 馬耳東風

 他人の意見や批評を心にとめず、

 聞き流すことのたとえ。

 

 

 

 

 

 八面玲瓏 はちめんれいろう

 どこから見ても清らかなこと。

 また、どんな人とも仲良く交際すること。

 

 

 

 

 

 八面六臂 はちめんろっぴ

 一人で何人分もの活躍をすること。

 

 

 

 

 

 波瀾万丈/波乱万丈

 変化が激しく、ドラマチックなこと。

 

 

 

 

 

 罵詈雑言 ばりぞうごん

 ひどい悪口。

 

 

 

 

 

 万死一生

 非常に危険な状態。

 また、そのような状態から助かること。

 

 

 

 

 

 半信半疑

 信じる気持ちが半分、

 疑う気持ちが半分の状態。

 

 

 

 

 

 万物流転

 世の中のあらゆる全てのものは、

 常に変化してやまないということ。

 

 

 

 

 

 反面教師

 そのようになってはならないという

 悪い見本。

 

 

 

 

 

 被害妄想

 他人から危害を加えられていると

 思い込むこと。

 

 

 

 

 

 悲喜交交 ひきこもごも

 悲しみと喜びが入り混じること。

 また、悲しみと喜びを交互に味わうこと。

 

 

 

 

 

 美辞麗句

 美しく飾り立てたうわべだけの言葉。

 

 

 

 

 

 皮相浅薄 ひそうせんぱく

 物事のうわべだけを見て判断し、

 考えが足りないこと。

 

 

 

 

 

 一人相撲

 周りの状況をかえりみず、

 自分ひとり意気込んで物事を行うこと。

 

 

 

 

 

 非難露露 ひなんごうごう

 欠点やあやまちを厳しくとがめる声が、

 非常にうるさい様子。

 

 

 

 

 

 誹謗中傷

 悪口を言ったり、

 でたらめなことを言ったりして、

 他人を傷つけること。

 

 

 

 

 

 眉目秀麗 びもくしゅうれい

 顔つきが極めて美しいこと。

 男性に用いる言葉。

 

 

 

 

 

 百戦錬磨

 多くの戦いで鍛えられていること。

 転じて、たくさんの経験を積んで、

 鍛えられていること。

 

 

 

 

 

 百年河清 ひゃくねんかせい

 いつまで待っても無駄なこと。

 

 

 

 

 

 百花繚乱

 沢山の花がロ咲き乱れていること。

 優れた人物や業績が

 一時期にたくさんあらわれること。

 

 

 

 

 

 百鬼夜行 ひゃっきやこう

 多くの化け物が、

 夜に列をなして歩くこと。

 多くの人が醜いおこないをすること。

 

 

 

 

 

 表裏一体

 二つのものが、

 切り離せないほど密接な関係にあること。

 

 

 

 

 

 不可抗力

 人間の力ではどうにもならないこと。

 

 

 

 

 

 不可思議

 常識では理解できないようなこと。

 

 

 

 

 

 不協和音

 調和せず、不快に聞こえる和音。

 関係がうまくまとまっていないこと。

 

 

 

 

 

 複雑怪奇

 非常にわかりにくく怪しく不思議なこと。

 

 

 

 

 

 不倶戴天

 どうしても許せないと思うほど、

 怒りや憎しみが深いこと。

 

 

 

 

 

 不言実行

 あれこれ口に出さず行動に移すこと。

 

 

 

 

 

 不言不語

 何も言わないこと。

 

 

 

 

 

 不惜身命 ふしゃくしんみょう

 自分の命を惜しまずに尽くすこと。

 

 

 

 

 

 不承不承 ふしょうぶしょう

 気が進まないことを嫌々ながらする様子。

 

 

 

 

 

 夫唱婦随

 夫が言い出し妻がそれに従うこと。

 

 

 

 

 物心両面

 物質的な面と精神的な面の両方。

 

 

 

 

 

 不撓不屈 ふとうふくつ

 どんな困難にあおうともくじけないこと。

 

 

 

 

 

 不得要領 ふとくようりょう

 要領を得ないこと。

 

 

 

 

 

 不立文字 ふりゅうもんじ

 悟りは言葉や文字ではなく、

 心で伝えるものであるということ。

 

 

 

 

 

 無礼千万

 非常に失礼なこと。

 

 

 

 

 

 付和雷同

 これといった主義や主張がなく、

 すぐに人の意見に賛成すること。

 

 

 

 

 

 粉骨砕身

 精一杯の努力をすること。

 骨を粉にし

 身を砕くほど懸命に働くという意味から。

 

 

 

 

 

 平衡感覚

 重力に対して、

 身体の位置やバランスを感知する感覚。

 物事をバランスよく処理する能力。

 

 

 

 

 

 平身低頭

 体を低く屈め頭を下げて恐れ入ること。

 

 

 

 

 

 平平凡凡

 これといった特別なことがなく、

 極めてありふれている様子。

 

 

 

 

 

 片言隻語 へんげんせきご

 わずかな言葉。

 

 

 

 

 

 判官贔屓 ほうがんびいき

 弱者や敗者に同情すること。

 また、そのような気持ち。

 

 

 

 

 

 傍若無人

 他人のことを考えず、

 思うままに振る舞うこと。

 

 

 

 

 

 茫然自失

 驚いたりあきれたりして、

 我を忘れてしまうこと。

 

 

 

 

 

 抱腹絶倒

 腹を抱えてひっくり返るほど、

 大笑いすること。

 

 

 

 

 

 暮色蒼然 ぼしょくそうぜん

 夕暮れの薄暗い様子。

 

 

 

 

 

 本末転倒

 重要なこととそうでないことを、

 取り違えること。

 

 

 

 

 

 三日天下

 極めて短い期間しか、

 権力を保持できないこと。

 

 

 

 

 

 三日坊主

 飽きやすく長続きしないこと。

 また、そのような人。

 

 

 

 

 

 未来永劫

 これから先、いつまでも。

 

 

 

 

 

 無為無策

 なんの対策も立てず、

 そのままにしていること。

 

 

 

 

 

 無知蒙昧

 知識がなくおろかなこと。

 

 

 

 

 

 無手勝流 むてかつりゅう

 戦わずして勝つこと。

 また、自己流のやり方。

 

 

 

 

 

 無二無三 むにむさん

 一つのことに打ち込むこと。

 また、たった一つしかないこと。

  

 

 

 

 

 無念無想

 しっかりとした考えがないこと。

 

 

 

 

 

 無味乾燥

 面白みも味わいもないこと。

 

 

 

 

 

 無理難題

 道理に合わない言いがかりや、

 実現の難しい要求。

 

 

 

 

 

 無理無体 むりむたい

 相手の考えを無視し強制すること。

 

 

 

 

 

 明鏡止水

 澄み切った心のたとえ。

 

 

 

 

 

 明明白白

 非常にはっきりとしていること。

 

 

 

 

 

 名誉挽回

 一度失ったよい評判や信用を、

 取り戻すこと。

 

 

 

 

 

 明朗闊達

 明るくほがらかで、

 細かいことにこだわらないこと。

 

 

 

 

 

 迷惑千万

 非常に迷惑なこと。

 

 

 

 

 

 面従腹背 めんじゅうふくはい

 うわべでは従うフリをするが、

 心の中では反抗すること。

 

 

 

 

 

 面目躍如

 その人らしさが、

 存分にあらわれていること。

 

 

 

 

 

 孟母三遷 もうぼさんせん

 子供の教育には、

 環境が大事であるということ。

 

 

 

 

 

 物見遊山 ものみゆさん

 あちこち見物して回ること。

 

 

 

 

 

 門外不出

 貴重な芸術などを大切にしまっておき、

 外には出さないこと。

 

 

 

 

 

 門戸開放

 制限を取り除き、

 自由に出入りできるようにすること。

 

 

 

 

 

 問答無用

 議論する必要や意味のないこと。

 

 

 

 

 

 野心満満

 ひそかな大望に満ち溢れている様子。

 

 

 

 

 

 夜郎自大 やろうじだい

 実力もないのに威張ること。

 

 

 

 

 

 唯一無二

 ただ一つしかなく二つとないこと。

 

 

 

 

 

 唯我独尊

 世の中で

 自分が一番えらいとうぬぼれること。

 

 

 

 

 

 勇往邁進 ゆうおうまいしん

 目標にむかって勇ましく進んでいくこと。

 

 

 

 

 

 有害無益

 害ばかりでなんの役にも立たないこと。

 

 

 

 

 

 有言実行

 自分で口に出して言ったことは、

 必ずやり遂げること。

 

 

 

 

 

 優柔不断

 ぐずぐずしていて決断力のないこと。

 

 

 

 

 

 融通無碍 ゆうずうむげ

 行動や考え方が何ものにもとらわれず

 自由であること。

 

 

 

 

 

 有名無実

 名ばかりで実質が伴わないこと。

 

 

 

 

 

 勇猛果敢 ゆうもうかかん

 何事も恐れない強さがあり、

 思い切りが良いこと。

 

 

 

 

 

 悠悠自適

 世間のことにわずらわされず、

 気ままにのんびりと過ごすこと。

 

 

 

 

 

 油断大敵

 油断は失敗を引き起こす手強い敵なので、

 気を緩めてはならないという戒め。

 

 

 

 

 

 用意周到

 用意が行き届いていて、

 準備にぬかりがないこと。

 

 

 

 

 

 羊頭狗肉

 見せかけだけ立派で、

 実質がともなっていないことの例え。

 

 

 

 

 

 利害得失

 利益と損失。

 

 

 

 

 

 離合集散

 離れたり集まったりすること。

 

 

 

 

 

 理非曲直 りひきょくちょ

 道理に合っていることと

 合っていないこと。

 不正なことと正しいこと。

 

 

 

 

 

 流言飛語 りゅうげんひご

 根拠のない噂。

 

 

 

 

 

 竜頭蛇尾

 初めは勢いがあるが、

 終わりはふるわないことの例え。

 

 

 

 

 

 粒粒辛苦 りゅうりゅうしんく

 地道な努力をこつこつと重ねる事。

 

 

 

 

 

 理路整然

 文章、話、考えなどの筋道が、

 ととのっていること。

 

 

 

 

 

 臨機応変

 状況の変化に応じて適切に対処すること。

 

 

 

 

 

 臨戦態勢

 戦いに応じる準備が出来ている事。

 

 

 

 

 

 輪廻転生

 死後も生まれ変わりそれを繰り返す事。

 

 

 

 

 

 論功行賞

 功績の大小に応じて賞を与える事。

 

 

 

 

 

 和気葛葛 わきあいあい

 和やかな様子。

 

 

 

 

 

 和光同塵 わこうどうじん

 才能や知恵を隠し俗世間と交わる事。